宝釣って知ってます?、お祭りや縁日で、束ねた糸の先に景品が繋がっていて、
引っ張ると景品が当たるというシンプルな遊びです。家族連れの小さな子が小さな手に100円玉
を握って渡してくれます。
数日、宝釣のバイトをしましたがとっても楽しい思い出です。
バイトの初日、ずっと側で一緒に楽しんでいた子供達が景品が少なくなると「あの大きな景品いつあたるの?」
と言われ、絶句。(//△//)
返事に困っていると子供の一人が察したか「あれ!本当は当たらないんでしょ!!ねぇ〜ねぇ〜」・・・
すると、「当たるとお兄さん困るもんね!!」と言って、子供達は走っていきました。
やれやれです。
日が暮れ、景品が少なくなると「あの大きな景品」がさらに目立。そこへ
あの時の子供達が仲間を連れてやってきました。
「お兄ちゃん!これ結んでいい?」どうやら、自分の要らなくなった。雑誌の付録、何かのカードやおもちゃを他の子供にあげたいらしい。
すぐ飽きるからと思い。軽い気持ちで「いいよ!」と言いうと、みんなで糸に結び始めた。
その後、景品が吊り上げられると「おぉ〜!!」と結んだ子も吊り上げた子も大歓声!。
そうこうしているうちに沢山の子供連れで店は埋まり、
更には、近くの「金魚すくい」から「綿がし」屋さんまでやってきて、「兄ちゃんすごいな〜」
こんなの初めてと言われ、お祭りらしい盛り上がりに少しハラハラ。そして、全ての景品は無くなりました。
子供達の笑顔。親たちの笑顔。いまでも覚えています。